【引き寄せの解説】引き寄せの法則の「既にある」が納得できない!じゃあ納得できるようにしておこう!

引き寄せの法則や願望実現で語られる「既にある」。
自分の欲しいものが既にあるんならこんなに心強いものはありませんね。
けどいろいろな情報を見てきたけれどイマイチ理解できない。理解できないままだと信頼もできませんし、引き寄せの法則を信じることを採用するのに躊躇してしまう。そんな方は多いのではないでしょうか。
少し長い記事になりましたが、この記事があなたの「既にある」の理解に繋がれば幸いです。

1.「ある」というプロセス


既にあるを理解する前に、まずは「ある」という状態がどのようなものか理解しておく必要があります。
願望実現において、あなたにとっての「ある」とは自分のものとして所有しているという意味でしょう。
ではあなたが所有しているもの、例えばあなたの部屋の中にあるものはどのようにして「ある」になったのでしょうか。
あなたの部屋の中にあるものの中からお気に入りのものを一つ選んでください。

それが自分のものになる最初のプロセスはその物を知るところからです。世の中にそういうものがあることをあなたが知ると、あなたの世界にそれが存在することになります。
以下、プロセスを箇条書きにしてみます。

①それが存在することを知らない。
②それが存在することを知る。
③それに関心を寄せる。
④それに好意を寄せる。
⑤それを所有したいと望む。
⑥それを所有する。
⑦それを所有していることが嬉しい。
⑧それが生活に馴染む。
⑨それが生活に溶け込む。
⑩それが自分に溶け込む。

このプロセスで言うと、⑤の「所有したいと望む」より上はまだ自分のものではないという認識ですし、⑥の「所有する」より下は自分のものという認識になるでしょう。

2.一体の状態を知ろう


先ほどのプロセスでは、所有するから先にも段階がありましたね。

⑥それを所有する。
⑦それを所有していることが嬉しい。
⑧それが生活に馴染む。
⑨それが生活に溶け込む。
⑩それが自分に溶け込む。

⑩の「自分に溶け込む」の段階になると、そのものを処分するのはとても苦しくなります。苦しいというよりほぼ不可能でしょう。
例えば子供の頃からのアルバムのような思い出の品などがそれに該当するでしょうし、お子さんのいる方なら自分の子供を想像してください。
何度、大掃除をしたって捨てるなんて考えすら思い浮かばないものです。

自分に溶け込んでいるということは自分と一体になっているということです。
一体であるので、それと離れることになったら自分の身が引きちぎられたような辛さを感じるでしょう。
これは、そのレベルまで一体にならないと願望実現は出来ないと言っているのではありません。一体という概念を知っていただくことと、一体にもレベルがあることを知っていただくために、いちばん強い一体の状態を例に出したまでです。

3.一体に段階をつけているものはなにか?


⑥の「それを所有する」より上の段階は全て一体の領域となります。どの段階を見ても「ある」の認識はもちろんのこと、「所有」の認識もあるでしょう。
対象が物でも人でも、一般的に願望が実現したと感じるのは、この一体の領域に入った状態といえます。

一体にも⑥~⑩まで段階がありますが、これは説明上このように表現しているだけで、実際には無段階です。
階段を登るように段階を踏むわけではなく、グラデーションのように濃淡がついていると考えてください。

では、一体の中でも特に一体感が強いものとそうでないものの違いはなんでしょうか。
特に気に入っているものは「愛着がある」とか「愛用の品」なんて言います。どちらも”愛”という文字が入っていることからわかるように、そのものに対する愛情の深さがグラデーションとなっています。
ここでは、⑥~⑩のグループは愛情の深さによるグラデーションの濃淡に違いはあれど、同じ「一体グループ」であることを理解しておけば十分です。

4.分離の採用と執着


再度プロセスをコピーしておきます。

①それが存在することを知らない。
②それが存在することを知る。
③それに関心を寄せる。
④それに好意を寄せる。
⑤それを所有したいと望む。
⑥それを所有する。
⑦それを所有していることが嬉しい。
⑧それが生活に馴染む。
⑨それが生活に溶け込む。
⑩それが自分に溶け込む。

前章の通り、⑥より下の段階だと一体の採用となります。これが一般的な感覚で言うところの「自分のもの」だとか「ある」の感覚になるでしょう。
逆に⑤の「所有したいと望む」より上の段階は分離の採用です。「欲しい」はその頭に「持っていないから」がくっついているからです。
ですから「欲しい」は「無い」と認めることとも言えます。
執着は強く欲しいと願っている状態と勘違いしてしまいますが、実際には「私のものではない」とか「持っていない」と強く認めている状態と言えるのです。

強い分離の採用が執着なのです。分離を手放して一体の領域にスライドすると、自分のものとなります。執着を手放しなさいというのは、分離の採用をやめて一体の採用へスライドしましょうということです。
①~⑤の「分離グループ」にグラデーションをつけているものは執着の強さです。⑤の「それを所有したいと望む」になると、かなり強い執着となっているでしょう。それは思考が強く「無い」と認めている状態です。

5.ここが落とし穴!「ある」の段階


ここまで分離と一体について解説しました。願望実現のうち願望は分離の領域、実現は一体の領域と言い換えることができます。
分離は執着によって濃淡がつき、一体は愛情によって濃淡がつく。それがここまでの話です。
再びプロセスをコピーしておきます。

①それが存在することを知らない。
②それが存在することを知る。
③それに関心を寄せる。
④それに好意を寄せる。
⑤それを所有したいと望む。
⑥それを所有する。
⑦それを所有していることが嬉しい。
⑧それが生活に馴染む。
⑨それが生活に溶け込む。
⑩それが自分に溶け込む。

では、「ある」はどの段階からでしょうか?
これまでの説明では⑥の「所有する」と答えてしまいそうになりますが、残念ながら不正解です。
「ある」とは「それがこの世に存在している」とか「それについて思考することができる」ことを言います。

ですから、本来の「ある」はもっと前の段階、②の「それが存在することを知る」にまで遡ります。
あなたが所有しているかどうかは別として、単に世の中に存在しているかどうかで判断するとそこが「ある」の境目となります。
あなたが欲しいものは、この世に存在しているから欲しいわけですから。
つまり②~⑩まで、どのような状態かには関係なく判断すれば全て「あるグループ」で一括りであると言えます。

6.「ある」のグループに属していないものは一つもない


唯一「あるグループ」から逃れたかに思える①の「それが存在することを知らない」も実は「あるグループ」です。
あなたが知らないものはたくさんあるでしょう。ほらね「知らないものが」たくさん「ある」です。

「ない」は「ある」とくっついていないと存在できません。完全な無は言葉でも概念でも表すことが出来ませんから、完全な無という言葉が「ある」、完全な無という概念が「ある」という風に矛盾してしまうのです。
よって、①~⑩まで全て「あるグループ」なのです。

7.すべてを包括する「既にある」のフィールド


願望である「分離グループ」。実現である「一体グループ」。実はそのどちらも丸ごと「あるグループ」に属していたということ。
これが「既にある」です。

あなたは最初から「既にある」のフィールドに立っています。
あなたは今までこの世にあるものから、特に興味を惹かれるものに関心を持ってきたでしょう。
関心を寄せた後、執着を与えれば分離の採用となり「欲しい」とか「頑張って手に入れよう」という状態になります。
関心を寄せた後、愛情を与えれば一体の採用となり「叶った」とか「実現した」という状態になります。
あるだのないだの、願望だの実現だの、叶っただの叶わないだの、そんな分離と一体の小競り合いはあなたにとっては本当に小さなことだったのです。

あなたの人生で起こってきた様々な出来事は、「既にある」のフィールド内で分離を応援するか、一体を応援するかで見え方が違っていたというだけのことです。その戦いに意味はありません。
あなたは分離も一体も包括した既にあるのフィールドを眺める立場なのですから、積極的に一体チームを応援しましょうということです。
あなたがこれまで関心を寄せたものが手に入ったり入らなかったりしたのは、その都度分離を応援したり一体を応援したり、どちらを採用するか定まっていなかったからです。

言葉で表すならば、今まで「これが欲しい」と言っていたのを「これが好き」に言い換えてください。そのほんのちょっとの違いが分離を応援するか、一体を応援するかの違いです。
一体を応援すれば、あなたが関心を寄せたものがあなたのものになります。
それは、自分のものになった気になって満足するのではなく、物理的に距離が縮まる。それがあたかも引き寄せられたように見えるので、引き寄せの法則と呼ばれているのです。

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直島 章真(Naoshima Shoma)

不思議で素敵な思考の世界に皆さんをご案内します。 引き寄せで悩んでいる人、心が疲れてしまった人、ちょっと元気をなくした人に響く言葉がきっとあるはず。そう信じて言葉を紡いでいます。