【愛の方程式】愛しているのに苦しいのはどうして?理由を知っていれば執着したって構わない

1.人を愛しているときに感じる苦しみの正体


人を好きになったときに苦しみを感じたことはありませんか?その苦しみはどこにあるのでしょうか?
普通に考えれば、人を好きになること自体は苦しくないはずです。

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こちらの記事でお話ししている通り、愛すことは苦しみではなく、幸せそのもの。
幸せとは、誰かを愛しているときに感じることが出来るものだからです。

本来、誰かを好きになり、それが愛しているに深化していくに連れてどんどん幸せを感じるのが人間です。

あなたに意中の人がいるとして、それが何らかの苦しみを生んでいるのなら、あなたは自分の気付かないところで愛すことを躊躇しているということになります。

この躊躇はどこからやって来るのでしょう?
掘り下げていくと、ここに意外な気付きがあります。

2.「愛されたい」の奥底に眠る本当の願望


あなたに好きな人がいるとき、「この人に愛されたい」と思うのは自然なことです。

けれど、この「愛されたい」という願望は表向きそう見えるだけで、あなたのもっと深い部分では違う願望が芽生えています。

あなたはなぜ愛されたいのでしょう?
あなたは相手のことが好きなので、相手にもあなたを好きになってほしい。
単純に考えるとそうなります。

この状態は願望を手放せていないし、その気持ちが強い場合は執着となりますから、願望実現の観点から見るとあまり褒められたものではないと判断されます。

けれど、その気持ちは持っていていいんです。
少し角度を変えて考えてみましょう。

あなたが苦しいのは、あなたの想いとは裏腹に相手があなたを愛してくれないかもしれないことにあります。
あなたが相手をいくら愛しても、その愛は報われないかもしれない。無駄に終わるかもしれない。
その気持ちが「愛されたい」へと繋がっています。

では、こう考えてみてください。
将来的に相手があなたを愛してくれるという確証があっても、あなたは苦しいでしょうか?

もしも、タイムマシンで未来へ行って、仲良く暮らしている二人の姿を見れたとしたら、迷うことなく今すぐ愛せるでしょう。

あなたが抱いている苦しみの原因は、相手が愛してくれないからではありません。
将来的に愛してもらえる保証がない中で愛すことが苦しいんです。

あなたは相手を愛すための材料を欲しがっています。
これがあれば確実に愛すことができる決定的な材料です。
それが「相手が愛してくれている確証」あるいは「将来的に相手が愛してくれる保証」です。

「相手にも愛してほしい」
一見すると一方通行な交換条件に感じてしまいますが、その真の意味は「私はあなたを愛したい。安心して愛したいので、あなたも私を愛してください」です。

執着に見える願望の奥底には「愛したい」という、もっと純粋な願望があります。
あなたの「愛されたい」は「愛したい」の裏返しだったんです。

そのとっても素敵な気持ちを執着だと投げ捨ててしまうのは勿体ないですよ。

3.「愛せない」という選択は元々備わっていない


表向きは「愛されたい」という願望を持っているあなた。
その奥底にある本当の願望は「愛したい」です。
そもそも人間は愛したい生き物なんです。

あなたは愛されないことが苦しいのではありません。愛したいのに愛せないのが苦しいんです。
あなたは今まで愛せる材料を探してきませんでしたか?俗にいう「脈あり脈なし」です。

脈ありなら愛せる。脈なしなら愛せない。
人間は本能的に人を愛せば幸せになることを知っていますから、全てを愛しているのが自然な姿です。

自然な状態である「愛している」に該当しない感情を持つと、不自然な状態になるので不快に感じます。
「嫌い」という感情です。

「好きになってもらえる見込みがないなら、いっそのこと嫌いになってしまいたい」
そう思ったことはありませんか?

愛したいのに愛せない。徒労に終わるかもしれない愛を貫くのは苦しく感じるでしょう。
愛せない苦しみから逃れるには覚悟を決めて愛すか、愛すことを止めるかしかありません。

愛すために愛す材料を探すように、愛さないために愛せない材料を探すこともできます。
こういった材料は、良くも悪くも探す気になればいくらでも見付かるものです。重箱の隅をつつくというやつです。

本来「嫌い」という感情はありません。感情自体が思考から生まれているものですから「嫌い」というのは幻想です。

感情は様々に細分化されていますが、元を辿ればとてもシンプルで、「愛せる」か「愛せない」かの二択です。

人間にとって自然なのは「愛せる」という選択だということを知ってください。
「愛せない」という選択は元々備わっているものではありません。その選択は不自然なんです。

それでも、愛せない理由を掘り起こして「これでは愛せなくても仕方ない」と自分に言い聞かせ、「愛さない」という選択を推し進めようとするのは、愛せない苦しみから逃れるためです。

4.愛の方程式


話を元に戻しましょう。
愛されたいという願望の根本には、相手を愛したいという本当の願望があります。

愛されたいということは、現状は愛されていないということになりますが、これは「愛されたい願望」から「現状は愛されていない思考」が生まれているだけで、元を辿れば同じ「愛したい願望」から発生したものです。

愛されていない、だから愛されたい、なぜなら愛したいからです。
あなたの本当の願望は、あくまでも「愛したい」です。

では、またちょっと角度を変えて考えてみましょう。

愛されたい=愛したい

これが成立するならば、

愛されている=愛している

これが成立するように思いませんか?

二つの式を見比べてみてください。両者はとても似ているように見えます。
「たい」と「いる」。ほんの僅かな語尾の違いだけです。

もし「愛されている=愛している」が成立するなら、あなたは迷うことなく相手を愛せそうではありませんか?
だって、自分が相手を愛していれば、相手から愛されることになるんですから。

では、この方程式を解いてみましょう。
実はここまでの話の中で、この方程式を解く材料は全て整っています。

「愛したい願望」が、表面上の「愛されたい願望」を生み、「現状は愛されていない思考」を生み出していました。

では、いちばん深い「愛したい願望」を満たしてみましょう。愛したい願望を満たすにはどうすればいいかわかりますか?
とてもシンプルです。

愛せばいい。

あなたが愛せば「愛したい願望」は満たされ、その願望は消えます。
「愛したい願望」から発生していた「愛されたい願望」や「現状は愛されていない思考」も消えます。大元の「愛したい願望」が消えれば、そこから発生した願望や思考も消えるからです。

元々の原因がなくなれば、それを原因としていた出来事は起こることができなくなります。
つまり、現実が変化していくことになります。

「愛されたい」という願望もなく、「現状は愛されていない」という思考もない状態となったあなたは、かつて苦しめられていた願望や思考から解放されて愛で満たされているでしょう。

それは、あなたにとって苦しみのない現実が展開されていることを意味します。
あなたの奥底で眠っている愛したいという純粋な願望を、あなたの愛で満たしていってください。
あなたが幸せであるために。

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直島 章真(Naoshima Shoma)

不思議で素敵な思考の世界に皆さんをご案内します。 引き寄せで悩んでいる人、心が疲れてしまった人、ちょっと元気をなくした人に響く言葉がきっとあるはず。そう信じて言葉を紡いでいます。