【内面の投影】グルグルするのはやめにして見たい現実を見よう~プロジェクターの法則

1.僕らはビデオカメラではなくプロジェクター


願望実現の世界で語られる「現実は内面の投影」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
僕らは、まず現実というものが確固として存在していて、それをビデオカメラで撮影するように自分の目で見て記録しているように感じています。

ですが「現実は内面の投影」というならば、自分をビデオカメラのように捉えるのは誤りです。
僕らが「現実を撮影する者」ではなく「現実を投影する者」ならば、僕らに備わっているのはビデオカメラの機能ではなくプロジェクターの機能であるということになります。

あなたの目は現実を見るために備わっているのではなくて、現実を投影するために備わっているとイメージしてみましょう。
あなたは目から光を放つ宇宙人です。その光はあなたの内部で作られた映像のデータであり、その光を目の前のスクリーンに映し出しています。

そこに視点を置くとあなたは目の前の現実を見る立場から、映像のデータを読み込んで目の前に投影する立場になります。
あなたの目には今なにが映っていますか?その映像は勝手に流れているのではなく、あなたの内部にあるデータです。

「これは自分の内面を映し出した映像だ」という視点から目の前に広がっている光景を見ると、いつもとは違って見えてきませんか?
現実はカッチリとした頑丈なものではなくて、リアルな映像であるという感覚です。

2.今ここを撮影してみる


今今メソッドというのがあります。ごく簡単に説明すると、思考を止めて「今、今、今、今、今…」と呟くことで「今ここ」にピントを合わせていくメソッドです。

この今今メソッドにちょっとしたイメージを付け加えます。「今」と言う度にその瞬間を写真として撮影したイメージをしてください。皆さん使い慣れているでしょうから、スマホのシャッター音が鳴って「今ここ」の瞬間を画像として捉えたイメージをしてみましょう。

「今(カシャッ)、今(カシャッ)、今(カシャッ)、今(カシャッ)、今(カシャッ)…」
あくまでもイメージを作ってもらうためですので、上手に出来なくても大丈夫です。

さて、今今メソッドで「今」を撮影していくと、あっという間に何十枚もの写真が保存されるでしょう。その写真には、その瞬間あなたが目にしていたものが写っていますね。

パラパラマンガやアニメと同じ理屈で、動画は1コマ1コマの静止画が連続したものだということはわかるでしょう。
同じように、あなたの現実はなめらかな動画として流れていますが、元を辿れば「今ここ」という瞬間を切り取った静止画が連続したものです。

今ここという瞬間を切り取った一枚の静止画にはどんなデータが含まれているでしょうか。
と、その話をする前に僕らはビデオカメラではなくプロジェクターだという話を思い出してください。プロジェクターであるということは映像を映し出すスクリーンが必要です。

このスクリーンの大きさはどれくらいでしょう?
人間の視野は120度ほどと云われていますが、あなたがどれだけ視線を動かしても「スクリーンの端」を見たことはないでしょう。視線を広大な宇宙に向けてみても「スクリーンの端」は見えません。
肉眼で見えるものには限界がありますが、広大な宇宙の果てまで投影することができるのならば、それはそれは巨大なスクリーンであることがわかります。

なんだか壮大な話ですが、あなたというプロジェクターが映像を投影しているスクリーンは宇宙と同じ大きさであるということです。

3.あなたは万物の巨大クラウドと繋がっている


「今ここ」の静止画。そして、それを繋ぎ合わせた動画を僕らは巨大スクリーンに投影して、それを現実と見なしています。
パソコンをプロジェクターに繋いで、パソコン内のデータをスクリーンに投影するのと同じように、人間としてのあなたはプロジェクターの役目ですから、スクリーンに投影するデータが必要となります。

投影するデータが保存されたあなたのパソコンはどこにあるのかというと、あなたの内部にあります。そしてそのパソコンはインターネットのように繋がっていてクラウド化されています。
宇宙の万物と繋がっている巨大クラウドです。

あなたは内部のパソコン、あるいは巨大クラウドから何らかのデータを読み込んで投影します。
あなたは、まず目覚めた瞬間に「自分」のデータを読み込んで投影します。その自分が五感で感じ取った情報も加味して投影されるでしょう。

僕らが五感で得る情報の割合は、一般的に視覚87%、聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%といわれていますが、この情報の割合は重要ではありません。
重要なのは五感で得られるのはあくまでも「情報」であるということです。

あなた自身も元を辿れば元素の集合体であって、元素がどのような組成であなたになっているのかというデータがあります。
これは、DNAが「情報」と呼ばれることからもわかるでしょう。
情報の塊であるあなたが五感で感じ取ったものも、投影する映像をリアルに演出するための情報です。

僕ら自身だけではなく、万物が固有の情報によって存在しています。全ては情報の集合体であるということです。
裏を返せば、どれだけ強固に存在しているように見えるものでも、結局は目に見えない情報の塊でしかないということです。

あなたが目を覚まして「自分」のデータを読み込んだ後、目覚めのコーヒーを飲んでいるとします。
このとき、触覚でマグカップの感触を、嗅覚でコーヒーの香りを、味覚でコーヒーの苦味を感じます。

あなたは生まれたときからマグカップやコーヒーを認識していたわけではありません。
ある時点でマグカップという情報を得て、コーヒーという情報を得たので「この手に持っている筒状の物体はなんだ?」とか「あれ?この飲み物はなんだ?」ということにはなりません。

これは、万物と繋がっている巨大クラウドにアクセスして「マグカップ」や「コーヒー」の情報を読み込んだ結果、知り得たことです。
その視点から周囲を見渡してみると、あなたがどこかの時点でデータを読み込んだことによって「知っている」とか「見たことがある」ものに囲まれていることがわかるでしょう。

あなたの目に映る全てのものは、そうしてデータ化されて投影されているんです。

4.巨大クラウドにない情報は読み込めない


巨大クラウドに保存されている情報のうち、どの部分を読み込むかによって、投影されるものが違ってきます。

あなたがぼんやりと空を眺めながら過去のことを悔やんでいるとしましょう。
そのとき、「自分」と「五感」という基本的な情報と共に、過去の部分のデータにアクセスしています。
同じく、あなたが「こうなったらいいな」と未来へ思考を飛ばしているときは、未来の部分のデータにアクセスしています。

僕らは過去は記憶の中に、未来は思考の中にあることを知っていますし、そう信じていますが、巨大クラウドの観点から見ればどちらも単なる情報であって区別はありません。

あなたが体験したことであろうと、思考の中にしかないものであろうと、巨大クラウドの中ではいちいちフォルダー分けなんてされていません。
どちらも「情報」として等しく存在していて、過去、現在、未来といった時間の概念はありません。

あなたが今見ているものは最新のあなたの内面です。
過去も未来も存在せず、あるのはただ自分が今ここで何の情報を読み込んでいるかだけです。

あなたは「今ここ」という一瞬にどんな静止画を読み込みますか?
その積み重ねがなめらかな動画となり、あなたの現実となって映し出されます。

「こうなったらいいな」という思考は、クラウド上にその情報があるからアクセスすることが出来るんです。
あなたはプロジェクターですから、それを投影すればいいんです。目に見えないのではありません。投影していないんです。

5.グルグルを観るのをやめて動画を観よう


見たいデータを読み込んで投影するためにはどうすればいいでしょうか?
この記事を読んでいるということは、皆さんインターネットを使っているということですが、こんな経験が一度くらいあるでしょう。

観たい動画をクリックしたら、なかなか動画が始まらず画面の真ん中でグルグルグルグル…。
「あーダメだ。観れない」
画面の右上にある「×」をクリック。

同じようなことが起こっていませんか?
なかなか現実が変わらない。ダメかもしれない。見たい現実を見るのは難しいのかもしれない。
そして「×」をする。

違います。ただ画面の真ん中でグルグルしてるだけです。このグルグルの正体はエゴちゃんの思考です。
「ダメかも」「大丈夫かも」「無理かも」「いけるかも」「叶わないかも」
同じところをグルグルグルグル…。

あなたは巨大クラウドにアクセスして、観たい動画をクリックしました。
「ダメかも」で「×」をクリック。
「大丈夫かも」で再び動画のデータをクリック。
「無理かも」でまた「×」をクリック。
「いけるかも」で再び動画のデータをクリック。
「叶わないかも」でまたまた「×」をクリック。
無限ループです。いつ観れるんでしょう?

ならば、あなたがやることは一つ。
動画が始まるまで放っておく!です。
あなたのエゴちゃんの思考によって多少グルグルしたり、いっぱいグルグルしたり、あっさりと動画が始まったりするでしょう。

よく用いられる例えですが「水を飲む」とか「A地点からB地点へ歩く」といった動画は、いつでも観れるとわかっているので多少再生が遅れても気にしないでしょう。

けれど、大事な願望であればあるほど「いつ始まる?」「本当に観れる?」と気になって仕方なくなります。それがグルグルの原因です。あなたは動画を観ようとはしていません。グルグルを観ようとしています。

グルグルを観ていても面白くないでしょう?だから、早く動画が観たいのなら「クリックしたら放っておけ」です。

あなたはこの瞬間の静止画に何を観たいですか?あなたの思いを一枚の写真に籠めてください。
次の瞬間も、そのまた次の瞬間も、あなたが観たいもので埋めていってください。
あなたにとって素敵な動画が投影できるように。

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直島 章真(Naoshima Shoma)

不思議で素敵な思考の世界に皆さんをご案内します。 引き寄せで悩んでいる人、心が疲れてしまった人、ちょっと元気をなくした人に響く言葉がきっとあるはず。そう信じて言葉を紡いでいます。