【逆説の幸福論】どうすれば幸せになれるかではなく、なぜ幸せが止まってしまうのかと考えてみる

1.幸せを視点を変えて見てみる


あなたが今まで生きてきた中で、幸せを感じた瞬間はどのようなときだったでしょうか。
比較的長く持続した幸せもあれば、掴む間もなく通り過ぎていった瞬間的な幸せもあったことでしょう。

まず前提として、あなたは幸せとはどのようなものかを感覚として知っています。そうでなければ幸せを求めたりしないでしょう。

あなたが幸せを感じた瞬間は、願望が達せられた瞬間であったり、不意に訪れた嬉しい瞬間だったりします。
これらの幸せは、なぜ現れたり消えたりしたのでしょうか。

引き寄せの法則や願望実現の世界では「誰もが皆、最初から幸せである」と言われます。
僕らは本来、幸せな状態が初期設定なんです。

ならば、どうすれば幸せになるかを考えるより、初期設定であるはずの幸せが、なぜ現れたり消えたりするのか。
幸せが途中で途切れてしまうのはなぜなのかを考えた方が良さそうです。

2.幸せが途切れてしまう原因


幸せの定義は様々ですが、セドナメソッドの創始者であるレスター・レヴェンソン氏が、セドナメソッドを発見する過程で得た一つの洞察に重要なヒントがあります。

レスター・レヴェンソン氏は幸せの定義を考えていく中で「幸せとは自分が誰かを愛しているときに感じていた」ことに気付きます。

引き寄せの法則の元祖、エイブラハムの著作の中でも「味わい愛でる」感覚を大切にしています。この味わい愛でる対象は、なにも人に限ったことではありません。

花であったり、愛犬であったり、物であったりもします。あるいは形のないもの、例えば綺麗な夕焼けであったり、穏やかな風であったり、趣味や旅行といった体験であったりします。

僕らは形のあるものでも、ないものでも、その対象を愛しているときに幸せを感じます。
あなたが何かに対して愛を感じているときは、自分の中に愛が存在していることを実感しているときでもあります。

自分の中にある愛を実感して浸っている状態、それが幸せの正体です。

幸せが途切れてしまう原因は、自分の中にある愛に浸ることを止めてしまうから。
つまり、愛すことを途中で止めてしまうからです。

3.願望を持つのは永続的に愛せる対象を探すから


エゴは元々飽きっぽい性質を持っています。飽きることなく続けられる趣味がなかなか見付からなかったり、自分で「やるぞ!」と決めたものが三日坊主になったりするのを考えるとわかりやすいでしょう。

ここまでのお話の通り、幸せな状態とは自分の中にある愛に浸っている状態です。
自分の中の愛は、何かを愛しているときに感じることができるものです。

ですから、あなたが幸せの初期設定に戻るためには、永続的に愛し続けることの出来る対象があればいいということになります。
僕らが願望を次々と持ち続けるのは、持続して味わい愛でることができる対象がまだ見付かっていないからです。

願望を持ったときというのは、愛する対象を見付けたことと同義です。
しかし、願望を達成したことで生じる味わい愛でる気持ちは、達成する直前または達成した瞬間をピークに下降していく場合がほとんどです。

これは、願望の対象が物である場合には特に顕著な傾向です。どれだけ惚れ込んだ物でも、時間と共に最初の愛情が薄れていくのはエゴの飽きっぽさを考えれば致し方ないことです。

永続的に愛し続けることができるものがなかなか見付からないので、それがどこかにあるはずだと探し続けているんです。

4.愛する対象は変化し続けるという原則


願望の対象であるヒトモノカネに愛着や愛情を感じると、それを手に入れようとします。願望の対象を手元に置いておくことで、常に身近なところで永続的な愛を感じていられる。つまり永久に幸せでいられると錯覚するからです。

ところが、願望の対象がヒトモノカネという「何か」である以上、そこには無常の原則が適用されます。
変わらないものは何一つもありません。

ここで試されるのは、願望の対象がどれだけ変化しようとも変わらず愛し続ける決意です。ここは、願望の対象が人であることを想像するとイメージしやすくなります。

あなたは対象を愛し続けることをやめた瞬間に、幸せを止めることになります。ですから、相手に何があっても止めない覚悟が求められます。

もちろん、願望の対象から愛を受け取ることも出来ます。自分の中に愛を感じることが幸せですから、受け取る愛によって幸せを感じ続けることも可能です。

でもちょっと待ってください。
無常の原則によって相手に変化が起こって、相手からの愛の供給が絶たれてしまったらどうなるでしょう?これは、天災などによって電気が絶たれることに似ています。

電気が絶たれると、不満が出てきたり、心細さを感じたりします。ほら、愛の供給が絶たれたときの状況と似ていませんか?

5.永続的に愛せる対象は一つしかない


幸せを止めない方法を考えていくと、結局はシンプルな答えに辿り着きます。

幸せとは愛すこと。

愛されることも幸せなことで間違いありませんが、残念ながら供給が絶たれる可能性があります。
外部からの愛に頼っている限り、万が一の停電のような非常事態が起これば、あなたは幸せから寸断されてしまいます。

では、永続的に愛し続けることができるもの。飽きることなく永久に愛さざるを得ないものは存在するのでしょうか?

どれだけ変化しようとも飽きようとも、見捨てる気にならないもの。
そもそも見捨てることができないもの。
あなたと常に共にあり、手に入れて手元に置いておく必要すらないもの。

それはこの宇宙に一つだけ存在します。
「自分」です。

自愛は幸せの万能薬です。自分を愛してさえいれば、あなたは周りの状況に左右されることなく幸せであり続けることができます。

あれは愛すけど、これは愛さない。いちいちそんな分類をするのも面倒ですから、無差別に何から何まで愛してみましょう。
真っ先に自分を愛して、自分の目に映るものをあれもこれもどれもそれも無条件に愛す。
無条件ですから、エゴには意味がわからなくても構いません。「え?なにが?」っていう場面でも「ありがとう。愛してる」と言ってみてください。

あなたは大切なことに気付きます。
自分が愛で満たされていれば、愛の供給が絶たれる心配など無いということにです。

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直島 章真(Naoshima Shoma)

不思議で素敵な思考の世界に皆さんをご案内します。 引き寄せで悩んでいる人、心が疲れてしまった人、ちょっと元気をなくした人に響く言葉がきっとあるはず。そう信じて言葉を紡いでいます。