自分にとって辛い経験は、いつまでも頭にこびりついてしまうもの。
学生時代に受けたいじめの復讐を、大人になってから実行して逮捕される。
憎んでいる人を許すのは、本当に辛くて苦しい。
そして、難しいことです。

怒り、憎しみ、恨み。
「人を呪わば穴二つ」という言葉通り、それらの感情を持ち続けていると、相手を破壊する前に自分が壊れていきます。

自分を壊さないようにするためには、相手を許す以外に方法はありません。
嫌な記憶を消す消しゴムがあればいいのに。
僕もそう思いますが、残念ながら市販されていませんので、自分で作るしか無さそうです。

昨日の辛い記憶。
一夜明けても、目を覚ました瞬間から追体験が始まります。
「あの人はあのときも嫌なことをした」
昨日から更に遡って蘇ってくる記憶。

「その前もあんなことが、またその前もあんなことが」
相手が嫌な面を見せた記憶ばかりが呼び起こされて、憎しみは深まる一方です。
相手を攻撃する言葉が、どんどん心の中で強くなって、大きな大きな塊となります。

忘れることができない、消すこともできない。
あなたが自分を救う唯一の方法は、何とかして相手を許すことだけです。

あなたに質問です。
あなたは今、生きていますか?

当然、生きていますよね。
その証拠に、この文章を読んでいるのですから。

では、
あなたは今を生きていますか?

もし、今あなたが過去の辛い記憶に囚われているのなら、あなたは過去を生きているも同然です。
人間は1秒たりとも過去に生きることはできませんが、頭の中は過去の記憶を再生することが出来るからです。

辛い経験を、あたかも今体験しているように頭の中で再生しながら生きていませんか?
後悔や憎しみを持ったまま生きようとすると、現実の時間軸と、頭の中の時間軸が正反対を向くことがあるのです。
現実は前に進んでいるのに、頭の中は後ろへ進んでいる。
バランスを崩してしまうのも無理のない話です。

「明日も、昨日も、遠く離れている」
スナフキンの言葉です。

今日は昨日の続きではありません。
今日という独立した1日です。
だから昨日、何があろうとも今日には関係がありません。
振り返ったときに繋がって見えるだけです。

人間はいつ生きていますか?
人間が生きているのは、今この瞬間だけです。

1行前の文章を打った僕は、もう過去に過ぎ去りました。
今こうして、続きの文章を打っている、この瞬間だけにしか生きられないのです。

遠く離れた昨日のことを振り返ってはいけません。
もう関係のないことです。
遠く離れた明日のことは明日考えればいいのです。
まだ関係のないことです。

今この瞬間を大切にしてください。
振り返らずに、すぐにやってくる一瞬先が良い瞬間になることだけに集中してください。

「仕方ない」「まぁいいか」「別にいいけどさ」「細けぇこたぁいいんだよ!」
助けてくれる言葉はたくさんあります。

そういった開き直りの言葉を味方に、「そんなことより、これからどうする?」に集中してください。
頭の中の時間軸を前に前に向けて、現実の時間軸に合わせるのです。
それが、人を許すための準備運動になります。

【今日の今この瞬間に集中する】

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