価値観は比べない競わせない

「どうせ○○だろう」
「どうしてあの人は○○なんだろう?」

ある人と接する機会が多くなり、その人の価値観がわかってくると、この「どうせ」や「どうして」が増えてくることがあります。

価値観のズレは誰にだって起こり得る

親子であれば、「どうせ親に相談しても反対されるだろう」とか「どうしてあなたは部屋を片付けられないの?」とか。

カップルであれば、「どうせ彼からは連絡をくれない」とか「どうして彼女は愛情表現してくれないんだろう」といった具合です。
このようなことは、同僚や友人といった間柄でも起こり得ますね。

どうして価値観にズレが生まれるのでしょう?

価値観のズレは、相手の価値観との違いを受け入れられないから起こることです。
ある人にとっては「これで十分だろう」と思うことが、受け取る側にとっては「物足りない」と感じたり。

逆に「やって当然」と思ってしたことが、受け取る側にとっては「すごく親切」と感じたり。
そんなつもりはないのに、「どうしてそんなに冷たくするの?」なんてこともあるでしょうし、同じ営業マンでも人によって「熱心」と受け取られたり「しつこい」と受け取られたりもします。

人はそれぞれの価値観による「当たり前」を持っている

あなたも「相手はこうしてくれるだろう」という期待を、意識的にせよ無意識的にせよ持っていませんか?
しかし価値観が違う以上、あなたの考える当たり前と、相手の考える当たり前は違います。
その感覚の違いが、受け取る側による「期待以上」「期待通り」「期待外れ」の評価となって現れるのです。

私の価値観は間違ってない!でも…

相手の反応があなたにとって期待外れで、つい不機嫌になってしまったとき、どちらに非があるのでしょうか?
あなたに期待外れの反応しか返せなかった、相手の価値観が間違っているのでしょうか。
相手に過剰な期待をして勝手に怒っている、あなたの価値観が間違っているのでしょうか。

あなたの価値観も、相手の価値観も間違っていません。
価値観に優劣や善悪をつけることは誰にもできないのですから、どちらの価値観が正しいか、あるいは間違っているかを感情を介入させて決めようとすること自体が間違いなのです。

あなたの行動や言動に対して相手がどう反応するかは、あなたには選べません。
ですから、「そのような反応が返ってきた」という事実だけを感情的にならずに、なるべくフラットな気持ちで受け止めればいいのです。

価値観を比べることに意味はない

赤が好きな人と、青が好きな人。
どちらの価値観が優れていますか?
価値観を比べることは、それぐらい意味の無いことです。

価値観を比べたり、競わせたりしなくなると、「どうせ」や「どうして」が格段に減っていきますし、人と比べない生き方にも繋がっていきます。

逆説的になりますが、他人の価値観に「なぜ?」を追求し始めるとキリがなくなります。
なぜああいう態度を取るのか、なぜああいう言動をするのか、なぜ、なぜ、と考え続けるのはやめましょう。

シンプルに「そういうものだから」とか「あの人はこういう反応を返してきたぞ」と単なる事実として受け取るだけで、随分と楽になりますよ。

最後にスナフキンの名言をご紹介します。
人と違った考えを持つことは一向にかまわないさ。でも、その考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。その人にはその人なりの考えがあるからね。

【価値観を比べることに意味はない】

にほんブログ村 哲学・思想ブログ
にほんブログ村 人生・成功哲学